歴史の教科書などで、縄文時代や弥生時代の建物のイラストを見たことはありますか?地面に直接杭を建てたり、壁板を立てることで雨風を凌げるようにしています。しかし、現在の建物は竪穴式住居などよりも大きく、立派なものです。そこで問題になるのが建物の重量です。沢山の建材を使って建物を作ると、それだけ重量が大きくなります。もし地面に直接家を建てれば、いずれ重みで沈み込んでいくでしょうし、地中の水分やシロアリなどが家の建材に直接入り込むので、家の寿命もかなり短くなると思われます。そこで、現代の建物は、ほとんどが基礎を作って、その上に立てられるようになっています。最近の住宅で多いのは「ベタ基礎」と言われるコンクリートの塊の上に家を載せている形態のものではないでしょうか。また、倉庫や車庫など小規模な建物では、コンクリートブロックを地中に埋め込むことで基礎としている例もあります。基礎は建物を支える重要なものなので、施行は信頼できる業者に任せることが安全で確実だと思われます。